「松江からどうやって来はったん?」
というのが着京都で受ける質問です。
諸事情により飛行機・車という選択肢はないため、電車で参ります。
松江から岡山に出て新大阪経由で長岡京入りです。
松江から岡山までは特急やくも。(岡山~新大阪は運が良ければ「さくら」新幹線)
特急やくもは、出雲〜岡山間を伯備線と山陰本線で走行する特急列車です。
別名、伯耆富士(ホウキフジ)とも呼ばれる「大山(ダイセン)」、美しい渓流、そして分水嶺。
分水嶺?
運良く丁寧な車掌さんの列車に乗れば「分水嶺」のご案内が流れてきます。
この分水嶺を境に川の流れの方向が変わります。
川は、アナウンス後に通過するトンネルを入るまで鳥取(日本海側)へと流れ、トンネルを出ると岡山(太平洋側)へと流れる。
(松江→岡山の場合だとこの順ですが、岡山→松江だと逆の説明になりますね)
そうこの分水嶺はちょうどの川の流れの境目。
つまり、今、山脈の嶺を越えたということにもなります。
特急やくもは、山脈を越えて走る電車。
カーブでも高速通過できるよう振り子の原理で車体を傾けて走行する自然振り子式電車です。
車体が振り子なんですから、揺れに揺れます。
スーツケースは走ります。←大袈裟。しかしジィーっとはしてません。
車内での読書、動画閲覧、PC作業などはオススメしません。
ゆったりとした心で車窓を眺め、駅弁を食べて旅情に浸る。(車内販売がないので、駅弁などは駅で購入)
もしくは、お疲れの身体にして寝てしまうことをオススメします。