「ブレンド」じゃない方のコーヒー、「ストレート」とは
それは、「ストレート」と呼ばれるものです。
ブレンドが複数のコーヒー豆を混ぜ合わせたものに対し、これらは生産国が同じ国の同じ地域の単一商品です。
【ストレート】
生産国が同じ国の同じ地域の単一商品
例:ブルーマウンテン、モカ、ブラジル他 スペシャリティーコーヒー等
スペシャルティコーヒーって何ですか?
その通りです。
ストレートは同じ生産国のコーヒーです。
ストレートよりもっと限定的にしたものをスペシャルティコーヒーまたはシングルオリジンと言います。
農場や生産者といった小さな単位で品種・精製方法などが限定されたコーヒーを指します。
限定することでその土地に合ったやり方で栽培・精製するために豆の個性が際立ち、生産履歴まで辿れるのが特徴です。
「精製」とは?疑問を持たれた方はこちらをどうぞ
トミオフクダ、アンティグア、エーデルワイスなどがあります。
【ストレート】
・生産国が同じ単一商品
例:ブルーマウンテン、モカ、ブラジル他
【スペシャルティーコーヒー】
・地域・農場・生産者が同一
・品種・精製方法が限定されている
・生産履歴(トレサビリティ)がたどれる
例:トミオフクダDOT、アンティグア、エーデルワイスなど
スペシャルティコーヒーは、労働力や経営リスクを農場単位で背負っているため、コーヒーの価格に反映され高価格なものが多いです。
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味わいは焙煎度によっても変わります。
原産国名が銘柄になる理由
原産国によって味の傾向があります。
シングルの銘柄は、原産国名や地域名によるものがほとんどです。
例えば、ブラジル・コロンビアあるいはブルーマウンテン(ジャマイカ)・キリマンジャロ(タンザニア)・モカ(エチオピア)などがあります。※()内は原産国名
味の傾向は、ざっくりと下の図のようになります。
ブラジルは酸味と苦味のバランスの取れたコーヒーなので、基準にすると選びやすくなりますよ。
【中南米】 ブラジル・コロンビア・ガテマラ→酸味系
【東南アジア】インド・インドネシア・ベトナム→苦味系
【アラビア・アフリカ】エチオピア・イエメン・タンザニア・ケニア→酸味系
香りが高い豆は酸味が強く、コクがあるのは苦味が強いコーヒーに多いです。
まとめ
ブレンドじゃない方のコーヒーを「ストレート」といいます。
ブレンドについて知りたい方はこちらをどうぞ
ストレートは原産国が同じコーヒー豆ですが、さらに生産地域、農場、品種、精製方法などを限定したものを「スペシャルティコーヒーまたはシングルオリジン」といいます。
これらのコーヒーは、土地や生産方法が限定されているためコーヒー豆の個性が際立ち、トレサビリティ(生産履歴)がたどれるのが特徴です。
土地に適した品種、栽培方法、精製方法を選んでいるため風味にも傾向があります。
香り高くすっきり味わえるのは中南米系・アフリカ系の浅煎りを、コクとビターが味わえるのは東南アジア系か深煎りを目安に選んで下さい。
焙煎は、浅煎りほど酸味を感じやすく深煎りになるほど苦味とコクがでます。
同じシングルでも、焙煎度合いによって風味が変わります。
ご自身がお好きなコーヒーを探すヒントにしてみてください。
2023.05.26改