焙煎日記
焙煎機のメンテナンスを初めて行いました。
メンテナンス、それは焙煎機のチャフ掃除です。
コーヒーの生豆は、ざっくりと言うと、コーヒーチェリーの中にある種子を取り出して乾燥させたものです。
種子にはシルバースキンという薄皮に覆われていますが、これはコーヒー豆の精製の際にほとんど除去されています。
ほとんどというのは、コーヒー豆の中に入り込んでいるものもあるためです。
この入り込んだシルバースキンは、焙煎によって豆が膨張することで剥がれ落ちてきます。
この剥がれ落ちたシルバースキンをチャフといいます。
焙煎によって出てくるチャフの量は、豆の種類(コロンビアか、モカか、サントスか等々)によっても変わってきます。
豆の個性は、こうゆうところにも表れるんですね。
さて、このチャフ、ふわっと軽く飛びます。
量もあり軽く飛ぶこともあり、冷却ファンや排水溝や吸気・排気ダクト等々あらゆる所に飛び入り溜まっていきます。
職人の道具のように、焙煎士も焙煎機に愛を注ぐ。
愛を注ぐというロマンチックな表現の割には、大掛かりで肉体労働ですが(シンデレラの気分)、愛を注いだ分だけ焙煎機の見た目もパフォーマンスもよくなります。
機械を労わった後の焙煎は、before-afterも実感としてわかるし、見た目の変化としてもわかる。
わかるという達成感はモチベーションを上げてくれますよね。