水は含まれるミネラル量によって「軟水」「硬水」と区分されています。
具体的には、硬度(水1000ml中に解けているカルシウムとマグネシウムの量)を基準にしています。
硬度が0~60mlを「軟水」、120~180mlを「硬水」と区分されています。
ミネラル量が少ない「軟水」の方が飲みやすいと感じる方が多いようです。
それは、硬水の方が飲料後に重さや硬さを感じるからだそうです。
日本の水道水やミネラルウォーターの多くは軟水ですが、経験的に東京は硬水に近いように感じます。
では、コーヒーを淹れる際にに向いているのはどちらなんでしょうか?
一般的には「軟水」が向いていると言われています。
なぜなら、「硬水」の持つ重さや硬さがコーヒーの味を邪魔してしまうからです。
浅煎りや中煎りの酸味のさわやかさを感じたいコーヒーには、その微妙な味を「硬水」が邪魔してしまいます。
しかし深煎りの場合に「硬水」を使うと、水の硬さとコーヒーの苦味があいまって苦味のしっかりしたコーヒーになります。
硬水のヨーロッパや北欧地域では、エスプレッソなどの苦味があるコーヒーが人気なのはそれが理由かもしれません。
苦味を和らげたいと思ったときに「軟水」を使えば、少し苦味が和らげることができます。
湯温でも苦味は少し和らげられるので、あわせて低い温度で淹れてみましょう。
湯温で苦味を抑える方法を知りたい方はこちらをどうぞ。
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