初めてさんでも大丈夫。
これさえ守れば、最低限の道具で美味しいコーヒーが淹れられます。
すぐに淹れたい方はハンドドリップの流れに飛んでください。
お湯の注ぎ方(注湯、ドリップ)についてのみ知りたい方はこちらをどうぞ。
【ドリップのポイント③】ハンドドリップのお湯を注ぐ時のポイント
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目次
準備物
ハンドドリップの道具の他に、コーヒーの分量、ペーパーの準備は整っていますか?
ハンドドリップのツールや、コーヒーの最適な分量、ペーパーについて知りたい方はこちらをどうぞ
【初心者さんへ】ハンドドリップに必要な最低限の道具と名前
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ハンドドリップの流れ
ハンドドリップの流れ
1.お湯を沸かす
2.沸かしている間にコーヒー豆(粉)を冷凍庫から出す。
3.お湯をサーバーに移し替える。(ドリップでの適温90℃前後になります)
4.ペーパーをドリッパーにおいて、お湯を注ぎペーパーを濡らす。
サーバーに落ちたお湯は必ず捨てるましょう←忘れがちです。
5.コーヒー粉をドリッパーに入れ平らにならし、そっとドリップをする。
6.カップに注いで出来上がり。
冷凍庫にコーヒーが保存されている理由が知りたい方はこちらをどうぞ
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流れがわかったところでドリップについて詳しく見てみましょう!
5つのポイント
コーヒーを淹れるポイントは5つ
ハンドドリップのポイント
①沸騰したてのお湯はサーバーへあけた上でコーヒーポットに移し替える
②ペーパーは濡らす
③ドリッパーの粉は平らにならす
④お湯はそっと置く
⑤「蒸らす」
①のお湯を移し替える理由は、湯温を抽出しやすい温度90℃前後にするためです。
②のペーパーを濡らすのは、ドリッパーに密着させリブ(溝)の働きを良くさせること、ペーパーのニオイを取ることが目的です。
③④は、コーヒーエキスを満遍なく抽出するために行います。
このポイント中でも1番大事なのは、⑤の最初の注湯「1stドリップ」の「蒸らし」です。
味の決め手、最重要ポイント「蒸らし」
最初の注湯1stドリップでは、ドリッパーの粉を平らにならした後にその中心にそっとお湯を置くように落とします。
お湯を落とす時は、いつも大切な人を思い浮かべます。そうすると、そっと注湯できます。
蒸らす時間は約20~30秒、サーバーにほとんどコーヒーが落ちていなければできている証です。
「蒸らし」のポイント
●ドリッパーの粉を平らにならす
●ドリッパーの真ん中にお湯をそっと置く(大切な人を思い浮かべて)
●サーバーへ落ちる量はほとんどなしかポタポタ
●蒸らしの時間は約20~30秒程度
「蒸らし」の必要性について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
【ドリップの1番のコツ】蒸らしって何?コーヒーエキスのあるところ
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注湯のタイミング
30秒程度じーと見ていると、膨らんだドームがすっと引っ込む瞬間があります。
それが次の注湯のタイミングです。
コーヒーエキスを均一に出すために、2回目以降の注湯はポットから出るお湯の細さが同じになるように意識します。
真ん中からのの字を描くように外側に向かって同じお湯の細さで注湯していきます。
のの字の一番外側は、ペーパーに当たらないところで回し切ります。
ペーパーに当たると、コーヒーが薄くなります。
ドリッパー内のお湯が無くならないうちに、次の注湯を真ん中からのの字で始めます。
サーバー内のコーヒーの分量が目的の分量になったら、ドリッパー内にコーヒーが残っていてもドリッパーを外します。
もったいないと思いがちですが、全て落とし切ってもコーヒーが薄まって美味しくありません。
注湯(ドリップ)について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
【ドリップのポイント③】ハンドドリップのお湯を注ぐ時のポイント
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温めよう
ドリップの間に、お湯をコーヒーカップに入れておきましょう。
温かいコーヒーになります。
自己責任の範疇になりますが、私は熱々が好きなので出来上がったコーヒーをサーバーごと火にかけ温めてからカップに入れて飲んでいます。
【応用編】ドリップで味が変わります。その方法が知りたい方はこちらをどうぞ
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【まとめ】ハンドドリップとは
コーヒーエキスは1stドリップでほとんど出ています。
コーヒー成分の抽出濃度は2回目の注湯で1回目の注湯の半分、10回目で10%まで減っていきます。
ドリップとは、1回目の注湯で出てきたコーヒーエキスを2回目以降の注湯で薄めて行くようなものなのです。
出来上がりを飲んでみて濃いなと思われた場合は、お湯を足して下さい。
コーヒーエキスは1stドリップで出ているため、美味しさは変わりません。
そして次回は豆の量を少し少なくして淹れてご自身のベストを探求してみてください。
あなたの美味しいは、あなたが一番知っています。誰も教えることはできません。
2022.10.05改