お客様から頂くよくある質問にお答えしています。
コーヒーの味は、基本的にはコーヒー豆で決まります。
その次に、焙煎・鮮度・淹れ方の順で味が決まっていきます。
お好みの味になるお手伝いがこのページでできればと思います。
他ご質問などございましたら、こちらからどうぞ。
目次
- 1 Q.1 豆の挽き方はどのようにすればいいでしょうか?
- 2 Q.2 豆は何をブレンドされてるんですか?
- 3 Q.3 キャンプ場でも香りが楽しめるものが欲しいのですが。
- 4 Q.4 豆をガラス瓶で保存しています。そうすると汗をかく豆が出てきたりガラス瓶の内側に水滴みたいなのがつきます。
- 5 Q.5 コーヒーの香りをより楽しむためにはどうしたらいいの?
- 6 Q.6 豆を冷凍したらそのままミルに入れていいのでしょうか?
- 7 Q.7 ペーパーフィルターの折り方を教えてください。
- 8 Q.8 どうしてペーパーフィルターを折るのでしょう?
- 9 Q.9 コーヒーサーバーは温めた方がいいの?
- 10 Q.10 ドリップするスピードが後半落ちてしまいコーヒーが冷めていきます。どうしたらいいでしょうか?
- 11 Q.11 ペーパードリップのコツは何ですか?
- 12 Q.12 コーヒードームが作れません。どうしたら、ふわっと膨らみますか?
- 13 Q.13 サイフォンで淹れると味がよくなりますか?
- 14 Q.14 ドリップの最後の一滴まで入れると不味くなりますか??
Q.1 豆の挽き方はどのようにすればいいでしょうか?
A.1 グラニュー糖の粒の大きさ(中挽き)をオススメしています。
当店で粉でご注文を頂きました場合も、中挽きでお渡ししております。
粒の大きさも大事ですが、大きさが均一であることの方が重要です。
粒の大きさが違うと、抽出時にムラが出てしまうからです。
Q.2 豆は何をブレンドされてるんですか?
A.2 ブラジル・コロンビアが全てのブレンドのベースになっています。
味に差異を付けるため各ブレンドごとに個性ある豆を入れております。
Q.3 キャンプ場でも香りが楽しめるものが欲しいのですが。
A.3 まったりブレンドがオススメです。
コーヒーの甘くてコクのある香りが一番感じられます。
あとは、酸味と苦味のお好みによります。
まったりブレンドを飲まれてみて、もう少し酸味や香ばしさがほしければ「すっきり」、苦味やコクが欲しければ「こっくり」にされるといいと思います。
Q.4 豆をガラス瓶で保存しています。そうすると汗をかく豆が出てきたりガラス瓶の内側に水滴みたいなのがつきます。
A.4 水のようにみえるもの、それは油です。
コーヒーは時間が経ち古くなると、豆に油がまわります。
古ければ古いほど、焙煎度が深煎りなほど油でテカテカになります。
そしてその油が容器に移り、酸化した臭いが容器にも豆にも付きます。
そうならないように、早めに使いきる、もしくは冷凍保存することをオススメしています。
保存についてはこちらをご参照ください。
1か月持ちます!詰め替え不要【コーヒー豆(粉)最適な保存場所と保存容器】
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Q.5 コーヒーの香りをより楽しむためにはどうしたらいいの?
A5 ポイントは3つです。
①まず、密閉式の保存容器で保存する(コーヒーは吸着作用があるので臭いところに入れておくとそのニオイがコーヒー豆に移ります)
保存についてはこちらをご参照ください。
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②鮮度(①に繋がりますが酸化させないことが重要です。なるべく早く飲む、淹れる直前に粉にする、あまり頻繁に飲まないようでしたら冷凍庫で保存する)
③1stドリップの蒸らしを十分に行うことが大切です。チョロチョロと注湯するのはそのためです。
蒸らしができているかどうかは、コーヒードームの大きさよりもサーバーに落ちるコーヒーの量でご確認ください。
ファーストドリップで落ちるコーヒーの量は無ければない方がよいです。(粉の中で蒸らしに蒸らされている証左)
ドームが膨らみ、落ちる瞬間に2度目のお湯を注ぎましょう。ここまでで大体20~30秒です。
そこからは、均一(のの字)にお湯が注がれれば、コーヒーの味が大きく変わることはありません。
蒸らしについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
【ドリップの1番のコツ】蒸らしって何?コーヒーエキスのあるところ
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ハンドドリップについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
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Q.6 豆を冷凍したらそのままミルに入れていいのでしょうか?
A.6 はい、大丈夫です。
冷凍庫から出して直ぐ挽くと、水分がつくほどの温度差を豆に与えないと考えています。
余裕がある場合は、豆を常温にもどすため、お湯を沸かす前に使う分だけ冷凍庫から取り出しお湯が沸いてから挽くのがオススメです。
Q.7 ペーパーフィルターの折り方を教えてください。
A.7 三工程です。
①まず底辺を折ります。(写真上)
②横のペーパーの合わせのところを、①の折側とは反対に折ります。(写真下左)
③ドリッパーにの広げます。(写真下右)
Q.8 どうしてペーパーフィルターを折るのでしょう?
A.8 強度を高め安定させるためです。加えて、ドリッパーにフィットしやすくなります。
Q.9 コーヒーサーバーは温めた方がいいの?
A.9はい。
コーヒーが冷めにくくなるので、是非温めてください。(温度差がない方が温度が動かず冷めにくくなります。)
沸騰したお湯をコーヒーポットからサーバーに移し替えると、お湯が90℃前後になり、ドリップに適した温度になります。
Q.10 ドリップするスピードが後半落ちてしまいコーヒーが冷めていきます。どうしたらいいでしょうか?
A.10注湯は1~2回目はチョロチョロで、3回目以降はだんだん太く多くしていきましょう。
だんだん太く多くなってもいい理由は、コーヒーの味はファーストドリップで決まるからです。
2回目以降は1回目の「濃いエキス」を薄めているに過ぎません。
ちょっとざっくりしすぎな説明ですが概念としてはそうです。
Q.11 ペーパードリップのコツは何ですか?
A.11 コツは以下の4点です。
①湯の温度→90℃前後がベストです。
苦味がお好きであれば高温で、酸味がお好きであれば低温(85℃がギリギリだと思います)
②蒸らし→1~2回目の注湯で十分蒸らすことを意識してください。
「蒸らし」は、ドームの出来不出来ではなく、サーバーに落ちるコーヒーの量が少なければ少ない方が蒸らせています。
特に1回目の注湯はチョロチョロとお湯を落とすイメージです。
③注湯
「のの字」で注湯し、3~4回の注湯で終えるのが理想です。
「のの字」で注湯することは、どの箇所にも均一にお湯が行き渡るようにするためです。
お湯の太さや注湯スピードも均一になるように意識してみましょう。
④湯の量→豆:湯=1:16とゆう数値が平均的なお好みの数値のようです。(豆25gに対し400㏄)
ハンドドリップについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
【ドリップのポイント①】温度計不要ハンドドリップの湯温を適温にする方法
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Q.12 コーヒードームが作れません。どうしたら、ふわっと膨らみますか?
A.12 ポイントは3つです!
①深煎りに焙煎された豆を選ぶ。
②焙煎したての豆を買う。(新しければ新しい程よい)
③2杯以上(25g程度 多い量の方が膨らむ)の豆を淹れる直前に挽く。
以上3点を注意して頂ければ、ペーパードリップでもぶわっ~っというのをご体験頂けると思います。
コーヒードームの作り方について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
美味しいコーヒーが出来上がるの?【大きく膨らむコーヒードームの作り方】
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Q.13 サイフォンで淹れると味がよくなりますか?
A.13 香りと味が強く出ますが、苦味も出やすいので注意が必要です。
サイフォン(蒸気圧を利用して淹れる方法。アルコールランプでフラスコ内のお湯を温めロートに上昇させコーヒーと浸漬することで抽出する方法)では、沸騰した熱いお湯とコーヒーの粉に直接混ざります。
コーヒー粉が直接熱いお湯に混ざって抽出されるので、香りも味も強くでます。
そして、お湯が熱いと苦味も出やすいので、抽出時間をしっかり管理していないと、強い苦味が出てしまいます。
苦味が出やすい淹れ方なので、コーヒー豆も苦みの特性を持つ例えばマンデリンなどは避けたほうがいいと思います。
同様に、苦味が出やすい深煎りよりも中煎り程度が適しています。
挽き具合は、中挽きがオススメです。
理由は、お湯を混ぜて抽出するので粗挽きだと抽出しにくいため、反対に苦味が出やすい細挽きだと熱いお湯を使うので更に苦味が出やすくなります。
熱いお湯と浸漬させて淹れる方法なので、短時間で誰もが簡単に淹れやすい方法です。
留意すべきこととしては、お手入れです。ろ過器のネルフィルターを、ネルドリップ同様、よく洗い冷蔵庫で水を張った容器で保存する必要があります。あと、道具も大きめでガラス製なので気をつける必要があります。
Q.14 ドリップの最後の一滴まで入れると不味くなりますか??
A.14 いいえ。
理由は、同じコーヒー粉を抽出しているのに最後の一滴だけに雑味だけ残るというのは不自然と考えているからです。
ドリップは、最初の1〜2回目の注湯で出るコーヒーの旨味を、3回目以降の注湯で薄めることになります。
最初に落ちた旨味エキスを薄めるイメージです。粉に対するお湯の量が多い程、コーヒーは薄くなります。例えば2杯分のコーヒー粉の量で淹れて、サーバーの量が2.5杯取れたとすると0.5杯分薄まったコーヒーが出来上がります。
最後の一滴は、雑味が出るというよりも、コーヒーの旨味が薄まるかどうかという考えを私は持っています。
最後の一滴が起因することよりも、雑味は焙煎が古いもの、欠点豆の多いもの、熱湯でドリップした場合にコーヒーの味に出てきます。