コーヒー用語にはハチに関わるワードがあります。
ハニカム構造
ハチの巣のように正六角形や正六角柱が隙間なく並んだ構造をハニカム構造と言いますが、
コーヒー豆の組織は焙煎によって空洞が連なるハニカム構造へ変化します。
焙煎が進むにつれて、その空洞の中にある炭酸ガスが膨らみ体積が大きくなっていきます。
長く焙煎をする深煎り豆の方が、同じグラム数でも体積が大きいため浅煎り豆と比較すると袋が大きくなります。
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ハニープロセス
また、コーヒー豆の精製方法にも「ハニープロセス」という言葉があります。
精製とは、コーヒーチェリーから種子を取り出しコーヒー豆(生豆)にすることをいいます。
ハニープロセスとは、名前の通りミツバチを使って精製する方法で…と思いきや、違います。
「ハニープロセス」とは、コスタリカで用いられるコーヒーの精製方法です。
具体的には、コーヒーチェリーの完熟実の外皮をパルパーという皮ハギ機でとり除き、ミューシレージというヌルヌルとした粘着物を残したまま乾燥させる方法です。
この方法をとることで、甘くフルーティな味わいになります。
おそらく、その甘さから「ハチミツ」に関連してこう呼ばれるようになったものと思われます。
コーヒーチェリーから種子を取り出してコーヒー豆を作るという精製方法は、コーヒーの栽培地の気候条件や作り出したい味などによって様々あります。
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