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コーヒードームが膨らむ理由から、上手に作る方法を知りましょう。
早くコツが知りたい方は「コーヒードームのコツ」をクリックしてください。
目次
コーヒードームはどうしてできるのか?
コーヒードームの正体
コーヒー豆に含まれている二酸化炭素が放出されるからです。
焙煎過程で、コーヒー豆に含まれる成分が化学反応し二酸化炭素が発生します。
二酸化炭素の多くは焙煎過程で放出されますが、コーヒー豆にも残っています。
コーヒー豆に残った二酸化炭素は、注湯時に放出されコーヒードームとなります。
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コーヒードームの作り方
コーヒードームの正体である二酸化炭素を多く含む豆を選べば、大きなコーヒードームが出来上がることになります。
では、二酸化炭素を多く含む豆とはどんなものでしょうか。
焙煎度は深煎り豆
浅煎り豆より深煎り豆の方が作りやすく、大きなものが出来上がります。
理由は、深煎りの方が焙煎時間が長く二酸化炭素がコーヒー豆に多く溜まっています。
焙煎したてのもの
焙煎日が新しいほど、コーヒー豆に含まれる二酸化炭素が放出されずに残っています。
しかし、風味の観点からいえば焙煎日から4日程度は置いた方がオススメです。(せめて一昼夜は置いてください。)
コーヒーの粉は多めに、ドリップ直前に挽く
粉が多いほど、二酸化炭素を多く含んでいます。
また、挽きたてがいい理由も同じ理由です。
表面積が小さい粉にして時間が経つと、置いた時間だけ多くの二酸化炭素が放出されます。
二酸化炭素だけでなく、アロマも飛ぶので美味しさを保つためにはコーヒー豆は直前で挽くことをオススメします。
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この4点を抑えれば、大きなコーヒードームが出来上がります。
コーヒードームのコツ
●深煎り豆を選ぶ
●焙煎したてのコーヒー豆で淹れる
●2杯以上(25g程度 多い量の方が膨らむ)
●ドリップ直前にグラインドする(挽く(粉)にする)
コーヒードームが伝えているもの
「コーヒードームが大きく膨らむ=美味しいコーヒーの出来上がり」とはなりません。
コーヒードームの膨らみでわかるのは、焙煎の新鮮さと焙煎度です。
焙煎したてのコーヒーを淹れるとコーヒードームは大きくなりますが、コーヒーの味としてはイマイチです。
理由は、焙煎したてのコーヒーは味に落ち着きがなく、コーヒー豆本来の味が堪能できないからです。
また焙煎したてであっても、浅煎り豆やガスを放出する袋で保存しているものは、コーヒー豆に含まれる二酸化炭素が少ないためコーヒードームが大きくなりません。
美味しいコーヒーを淹れるコツは、最初のドリップで十分に蒸らすことです。
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まとめ
コーヒードームを作っているものの正体は二酸化炭素です。
コーヒードームが大きいということは、コーヒー豆に二酸化炭素が多く含まれていることがわかります。
それは、焙煎してから間もないことや焙煎度が深い(長い時間焙煎をしている)あるいはコーヒーの量が多いことの表れです。
コーヒーの美味しさは、1にコーヒー豆、2に焙煎、そしてドリップの「蒸らし」で決まります。