ポイントを抑えると美味しいアイスコーヒーが出来上がります。
アイスコーヒーは持ち歩きのコーヒーとしてもオススメです。
理由はこちら
ここでは、香り立つ出来上がり1Lのアイスコーヒーの作り方をご案内します。
直ぐに知りたい方はこちらをクリックしてください。
目次
アイスコーヒーを作るポイント
アイスコーヒーを作るポイント
●深煎り豆
●濃いめに淹れる
●淹れたらすぐに冷やす
ポイントについて説明していきますね。
1.アイスコーヒーには深煎り豆
浅煎り豆だと酸味ばかりを感じてしまい、コクがなく物足りないものが出来上がります。
焙煎度の違いについて知りたい方はこちらをどうぞ
また、人の味覚は、温度が低いと苦味を感じにくくなっています。
苦味が特徴の深煎り豆や苦味を出したブレンドがアイスコーヒーにはオススメです。
2.濃く淹れる|アイスコーヒーに使う豆の量
アイスコーヒーはホットを淹れる時よりも濃いめに仕上げます。
理由は、冷たい飲み物は味を感じにくいからです。
特に、夏場は味覚が鈍くなります。
夏場の味覚が鈍る理由が知りたい方はこちらをどうぞ。
アイスでは、コーヒー豆:出来上がり分量=1:10の比率を基本とします。
氷やミルクを入れる場合は、コーヒーが薄まるので、1:7程度がオススメです。
まずはこの比率で淹れてみて、次回以降にお好みに合うよう調整をしてみてください。
氷なし:出来上がり1Lに対しコーヒー豆100g
氷あり:出来上がり1Lに対しコーヒー豆150g
ハンドドリップの基本ではコーヒー豆:出来上がり分量=1:16の比率でご案内しています。
ハンドドリップの基本を知りたい方はこちらをどうぞ。
3.ドリップしたらすぐ冷やす
ドリップしたてを急速冷却するのは酸化を少しでも遅らせるためです。
酸化を遅らせるためにも、アイスコーヒーの保存は冷蔵庫で行いましょう。
コーヒーの酸化について知りたい方はこちらをどうぞ。
番外編|お徳に美味しく淹れるには
●アイス用ブレンド
●挽き目は細かく、熱湯でドリップ
●一度にたくさん淹れる
アイスコーヒーには深煎りをオススメしていますが、特に専門店のアイス用ブレンドがオススメです。
個人的な意見になりますが、シングルだと味がどうしても単調になります。
アイスコーヒーのような冷たい飲み物は味覚を感じにくいため、味が複雑なブレンドの方が美味しく感じられます。
市販のアイスコーヒーはロブスタ種を多く使用しているため、市販のものよりも専門店でアラビカ種を用いたアイス用ブレンドの方が美味しく飲めます。
当店でもひんやりブレンドというアイス用ブレンドをご用意しています。
ロブスタ種?アラビカ種??と思われた方はこちらをどうぞ
コーヒー豆の使用量を少なくしたい場合、コーヒー豆の挽き目を細かくし熱めの湯で淹れてみてください。
そして、1,2杯といった単位でなく一度にたくさんの量をドリップし、味見してください。
苦味を引き出すようにドリップし、コーヒーエキスが抽出される時間を長くすることで、コーヒーの豆の使用量を減らせるかもしれません。
ドリップで味が変わります!詳しくはこちらをご覧ください。
出来上がり1L香り立つアイスコーヒーの淹れ方
香り立つ美味しいアイスコーヒーの作り方として、ペーパドリップをご案内します。
出来上がり1Lに対し、使用する豆の量は100g(氷なし)150g(氷あり)です。
基本は、ハンドドリップの方法と同じです。留意点は太文字です。
水出し(コールドブリュー)、ダッチコーヒーの作り方はこちらをどうぞ
香り立つアイスコーヒーの作り方
1.コーヒー豆を冷凍庫から取り出し、お湯を沸かす。氷水を用意し急冷できるよう準備する。
2.ペーパーフィルターをセットし沸騰したお湯をかけて濡らし、サーバーに落ちたお湯を捨てる。
3.沸騰したお湯を一旦サーバーへ入れそれからポットへと移し替える。
4.ペーパーフィルターに粉をセットし粉を均し真ん中に凹ます(上写真参照)。
5.粉の真ん中にお湯をポトポトと置くイメージで1stドリップを行う。
6.粉がハンバーグ状になり膨らむ。
7.6の状態が30秒程度続くとフッと膨らみが下がる瞬間がある。
2ndドリップはこのタイミングで行う。
粉の中央から外側に向かってのの字を書くイメージでお湯を細く均一に注ぐ。
8.3回目以降の注湯は、ドリッパー内のお湯が無くなりそうなタイミングで行い注湯の太さを太くする。
9.目標量に達したらドリッパーを外す。(コーヒーが薄くなるので、ドリッパー内にお湯がたまっていても外します。)
サーバーごと最初に用意した氷水を張った桶などに入れ急速冷却する。
ハンドドリップの基本を知りたい方はこちらをどうぞ。
アイスコーヒーの作り置きのポイント
ドリップしてから2~3日は美味しく飲めます。
砂糖を入れれば、より長持ちします。
アイスコーヒーを美味しく飲むには
氷を入れる方は、マドラーで回すようにかき混ぜるよりも、氷を上下に動かすように攪拌してみてください。氷が溶けにくくなるので水っぽいコーヒーになりにくいです。
また、ミルクを入れる方はポーションタイプより乳脂肪分の高いものと合わせてみてください。コーヒーの苦味に乳脂肪分のコクと旨味が加わりまろやかな味わいが楽しめます。
2023.08.18 加筆修正